مجال البحث
المكتبة التراثية المكتبة المحققة أسماء الكتب المؤلفون القرآن الكريم المجالس
البحث المتقدم البحث في لسان العرب إرشادات البحث

屋根屋 村田 喜代子

تأليف :
الولادة : 1953 هجرية
الوفاة : 1 هجرية

موضوع الكتاب : الأدب --> أصول الأدب

تحقيق : 'NA'

ترجمة : 'NA'



إقرأ الكتاب
نقاشات حول الكتاب
كتب من نفس الموضوع (712)
كتب أخرى ل (239)



() التواصل الاجتماعي – أضف تعليقك على هذا الكتاب

 

قصة الكتاب :
講談社/2014年/307ページ/本体1600円/ISBN 978-4-06-218774-9
村田 喜代子
1945年福岡県生まれ。1987年『鍋の中』で芥川賞、1990年『白い山』で
女流文学賞、1997年『蟹女』で紫式部文学賞、1998年『望潮』で川端康
成文学賞、2010年『故郷のわが家』で野間文芸賞、2014年『ゆうじょこ
う』で読売文学賞を受賞。

雨漏りの修理のためにやってきた男は、大柄で一見不愛想な中年男だった。しかし
主婦の「私」は一人、黙々と作業に取り組むその仕事ぶりに惹かれる。やがて彼は重
い口を開いて、屋根の上での仕事の苦労や、日本式家屋を雨から守る上での瓦の大切
さを語り始める。12年前に妻に先立たれた男は、神経症を患い、仕事中、発作的に屋
根から飛び降りたくなるほど追いつめられたことがあった。その危機を、彼は夢日記
をつけるという手段によって乗り越えたのだった。いまでは自分の好きなように夢を
見る術を身につけたと男は言う。その話に興味をかきたてられ、普段は夢一つ見ない
熟睡が自慢の「私」も、夢の世界を意識するようになる。そして屋根屋の導きのもと、
いつしか「私」と彼は夢の中で落ち合い、二人で旅を楽しむようになる。自由に空を
飛ひしょう翔し、日本の仏閣からフランスのゴシック式カテドラルまで、大きな建物から建物
へとめぐっていく旅の連続である。「私」にとってそれは、夫も高校生の息子もあず
かり知らぬところでの、自由と冒険の経験だった。しかし「私」と男の間には、夢の
中の相棒というだけではすまない強い感情が芽生え始める。
作者は、軽妙な語り口のうちに、日常からの離陸を願う主婦の気持ちの揺れを見事
に捉え、幻想的な愛のかたちを描き出している。<物欲も性欲も、我執みたいなもん
も、体ごと一緒に消えてしまいそう>な不思議な愛の境地が、そこにはたしかに出現
しているのだ。(NK)

 

  
كتب من نفس الموضوع 712 كتاباً
أوفيد... قيثارة حب
الإلياذة
التحولات
ماكبث - خليل
مأساة كريولانس
المزيد...
  
كتب أخرى ل239 كتاباً
[الإسقاط الفردي] كتبه ابي كازوشكي
[يوم مثالي للبقاء وحيدًا] أوياما ناناي
[كيريشيما يترك نادي الكرة الطائرة] اساي ريو
[السلاسل المصلصلة للشباب] أشيهارا سوناو
[عالم جديد رائع] اكازاوا ناتسوكي
المزيد...

أعد هذه الصفحة الباحث زهير ظاظا .zaza@alwarraq.com


مرآة التواصل الاجتماعي – تعليقات الزوار